Clubhouse使ってみたのでゆるいメモ

自分の第一印象は信用しないようにしようと思う。

Mayu Nakamura
Jan 30, 2021

日本で話題になっているClubhouseですが、使ってみたのでメモします。先に「む〜?」と思った事を書きますが、面白いなと感じている事も書きます。ちなみに私は内向的(Introvert)人間で、電話とか、知らない人とのスモールトークが苦手です。Clubhouseの第一印象は「無理無理無理無理無理」でした。(でもデザイナーとしての好奇心が勝った。)

む〜?😒と思う事:

FOMOを煽る体験。これは日本での変な盛り上がり方のせいかな、とも思うけど、招待制である事も含めてFOMO(Fear of missing out)を煽る事でユーザーを集めている印象。数年前からFOMOのメンタルヘルスへのインパクトの話は多数あるので、新しいプラットフォームがそのど真ん中をいく体験設計なのはエシカル的に残念。もちろんそこだけを狙っている訳じゃないとは思うんだけど、デザインする時に違う選択もできるはず。でもしていない。

アテンションエコノミー。通知が多い(らしい、私は切ってしまった)。もちろん他のSNSもそうだけど、ユーザーのエンゲージメントを獲得するためにとにかく意識を向けさせる仕様なのはどうなのかな〜。AppleのScreentimeとかその問題に取り組む流れになってると思ってたのだけれど。(ちなみに我が家のattention seeking競争で一番強いのは飼い猫の”meow” 😺。)

モチベーション。逆に通知を切ってしまったり、フォロー数が少ないと、開くタイミングがあまりない。自分の都合のいいタイミングで開いても面白そうなRoomとのタイミングに合ってなかったりしてすぐ閉じちゃう。まぁだからそこでFOMO登場なのだろうけど。

面白いなと思う点:

正にDrop-in体験。インストールしてすぐは「いや〜introvertには怖すぎてRoom入れないでしょ」と思っていたんだけど、入ってみるとモデレーターなどの役割がしっかりあって、”drop-in/out”という行為が気軽にできる設計になっているので、意外と気兼ねなく入れる。こっそり入ってこっそり出る。イベント系のRoomは家事でもしながら聞くのもいいかなと思うけど、去年からAudible聴くのがお気に入りになっているので、そことのエンゲージメント勝負。ファイッ。

雑談が戻ってきた。電話番号で招待、という所から本当はこれが一番の狙いなのでは?と思うのだけれど、近しい人とまったり話すのは自粛で会えなくなった事もあってとても楽しい。でもここまでは単なる「友達と電話」で、そこからRoomを公開にして他の人もdrop-inできる、というのが新しい体験かなと思う。なるべく小さくても意味のある会話、本当に楽しめる会話をして、そこからじわ〜っと人の輪が増えていく感じなのであればとても面白そう。繋がりの数ではなくて、質を重視したい…というのは私がLinkedInで流れてくる投稿を楽しめている理由でもあると思う。

たくさん流れてくる分析記事もいくつか読んでみましたが、みなさん大体似たような事を感じているのですね。ちなみに私はClubhouseに限らず、日本のデザイン業界の「working hour外のFOMO煽り」はちょっと問題じゃないかな〜と思ってるのですが、それはまた別の機会で。

急いで繋がりを増やすのではなくて、本当に話したい人とまったり話したいと思っているので、興味がある人は声かけてください👋 今興味あること:日本で奮闘している女性デザイナーさんたちと繋がりたい、日本語・英語まぜこぜで話したい、デジタルでどんな楽しい世界が作れそうか話したい、などなど。

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Mayu Nakamura

Digital product design lead @ustwo. Believes in UCD. Mindfulness padawan. Music, SciFi, Crime fiction addict.